第5章 いざ!出陣! 【5】
薬研は審神者部屋に戻ると二人に声をかける
薬研「戻ったぞ。大将の様子はどうだ?」
長谷部「眠っている。変わった様子もない。」
小狐丸「広間の皆はどうでしたか?」
薬研「あぁ、皆にはもう大丈夫だって伝えたら安心してたぜ。ところで二人はこの後どうする?皆、今日は広間で過ごすって言ってた、広間に戻るか?大将なら俺っちが看ててやるが?」
長谷部「いや、俺は主の側にいる。」
小狐丸「私もここにいます。」
長谷部「主………」
小狐丸「ぬしさま…………」
薬研「(………この二人は大将への忠誠心が他の奴等より強いからな……こいつらもそっとしといてやるか。)あぁ、わかった。じゃあ俺っちは二人の晩飯もらって来るからまた、大将の事頼む」
長谷部「あぁ、すまない。」
小狐丸「ありがとうございます。」
薬研はそう言って部屋を出て少し歩いて立ち止まる
薬研「………俺っちは一体誰の面倒をみてるんだ?………ははっ。まぁ一人も三人もかわらねぇか。面倒みるのは慣れてるからな……」
そう呟くと再び歩みを進めた