第16章 いざ!出陣! 【16】
一方、私が鶴丸に起こされる少し前の事
燭台切「主…またグッスリと眠っているね、僕は朝食の支度があるからもう行くね?美味しい朝食作っておくから、また後でね」
そうして光忠は私の額にキスをすると、そっと布団から抜け出した
燭台切「堀川君、歌仙君おはよう」
堀川・歌仙「おはよう」
歌仙「よく眠れたかい?」
燭台切「うん、もうグッスリとね」
堀川「主さんとの夜は、どうだったの?」
燭台切「うん、やっぱり主は暖かいね?けど、二人とも分かると思うけど、主はここに来て最初の1週間ろくな食事を摂らなかったから、やっぱり痩せているね、それと体力も無いね」
堀川「確かにそうだね」
燭台切「美味しい料理沢山作ってお肉と体力を沢山つけてあげないとね?」
歌仙「何だい?その言い方は?」
堀川「主さんとヤッたの!?」
燭台切「…………………」
歌仙「ヤッたのかい!?」
燭台切「朝から何て話をしてるのさ…それに主とはヤッてないよ」
堀川・歌仙「ヤッてない!?」
堀川「何で!?どうして!?」
歌仙「燭台切が手を出さなかったなんて…」
燭台切「歌仙君?人聞き悪いよねその言い方…僕が遊び人みたいに聞こえるだろう?」
堀川「よく我慢出来たね?」
燭台切「うん、意外と平気だったよ」
歌仙「強がってるのかい?」
燭台切「そんな事無いよ?むしろ、主をもっと大切にしたいって思った」
堀川「へぇ~僕は我慢出来る自信ないなぁ~」
歌仙「僕も主を雅に!………ああ………」
燭台切「うん、歌仙君?ちょっと意味がわからないな……桜まで降らせて……」
堀川「とりあえず歌仙さんはほっといて、主さんって無防備に見えるけどとてつもない鉄壁の持ち主なのかな?」
燭台切「はははっ、主の鉄壁は僕達には通用しないでしょ?」
堀川「そうだよね、何だか無性に今すぐ主さんを抱き締めたくなってきたよ」
燭台切「主が起きて来たらしてみたら?とりあえず朝食作らないとね?」
堀川「そうだね!」
そうして二人は朝食の支度に取り掛かった
燭台切「歌仙君?いつまで桜降らせてるんだい?」
歌仙「はっ!」