第16章 いざ！出陣！ 【16】

和泉守「お前、自分が勝てない勝負するの好きだな」


『なんだとっ！？何か１つくらいあるでしょ！？…………………………うん、思い付かないね』


和泉守「ほらみろ」


そして広間へ向かった


『もう、皆、広間にいるかな？』


加州「あ～いると思うよ？」


『あ゛～やだなぁ～』


大和守「何で？皆の事、嫌いなの？」


『違うよ、清光も安定もそうだけど、皆、可愛いし格好いいし優しいし強いしキラッキラのハイスペックなんだよ！？わかる！？粗探しする方が難しいんだよ！？』


同田貫「よくわかんねぇな…」


長曽祢「主から見て良い事尽くしのようだが、何がダメなんだ？」


『ハイスペックの集団なんて凄い威力があるんだからね！？それに、ここにいる貴方達もその一味なんだからね？』


御手杵「一味って…」


そうして話しているうちに広間に同着した。私は道場組の後からこっそりと広間へ入ったけど


薬研「よぅ、大将、何処に行ってた？」


『ぅわあ！突然後ろから声かけないでよ～びっくりしたぁ～今日はお手伝い終った後に、道場で体動かしてきた！』


薬研「それだけか？石鹸の良い匂いがするぜ？」


『うん！汗かいてお風呂も済ませてきたの！』


鶴丸「なんだとっ！？何で俺を誘ってくれなかったんだ！もう１回俺と風呂行こう！」


すると鶴丸は私を担ぎ上げ広間を出て行こうとした


『鶴丸！ちょっと待って！わかった！後でまた入るから！皆で一緒に入ろ？ね？』


鶴丸「ん～皆一緒ってのが気に入らないが、まぁどこかでチャンスはあるだろう！」


『何のチャンス！？そんなのないからね！？』


鶴丸「主、それより聞きたい事があるんだが？」


『うん、なに？』


すると鶴丸は私を担いだまま広間の真ん中へ来ると下ろしてくれた


『ねぇ、こんな部屋の真ん中じゃなくても良くない？』


鶴丸「ここが一番良いな！皆に聞こえるように答えてくれよ？」


『えっ？えっ！？なに？なに！？私なにかしたの！？』


鶴丸は私を広間の真ん中に残し皆の所へ戻って行った。よくみると皆、こちらを向き少しコワイ顔をしていた


皆「……………………………………………」


『あっ、あの～皆さん？』


三日月「主よ」


『はいぃぃぃぃ！』


三日月「はっはっは。まぁ座れ」