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【HQ】キミ色オレ色
第5章 小さい天使と大きい悪魔
パサリ
誰かとぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさい…」
「あ、丁度いいところに
…あの、頼み事なんだけど、休み時間に視聴覚室の窓を全部開けて、欲しいな。
あ、報酬は考えておくわ。じゃ、よろしくね」
と、言葉を言い残し、
スタスタとどこかへ行ってしまった。
今のは、地歴と公民の先生で、文化委員の担当でもある、チカ先生。
私は、さっきの頼み事を断れば良かったと、後悔するのは、あともう少し先のこと。
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