第5章 小さい天使と大きい悪魔
先生に頼まれて、先生と一緒に職員室へ向かった。
…正直、気まずい。
私、男の人、苦手だし…
なんて思っているけど、
この先生は結構、うるさ…明るくて、生徒にも人気がある先生。
あ、ちなみにうちの担任で英語担当です。
職員室に入ると、
コーヒーのいい香りが漂ってきた。
…あ、ずるい。珈琲いいな。
なんて考えてると、
先生の机に到着した。
「綾菜はいい子だなぁ
そんないい子にはこれをあげようか」
なんていいながら、私に差し出したのは
コーヒー味の飴だった。
「ありがとうございます。
失礼しました」
「ありがとなー
あと、そんなかしこまるなよ(笑)」
って職員室を出ようとした、その時。