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【HQ】キミ色オレ色

第1章 桜色。



私は、いつも通り教室に行き、座席表を見て席を探す。


私の指定されている席は、真ん中の一列隣で、一番後ろから一個前の席。

あ、すごい中途半端…
やだな…。


38人中28番目。

“木兎”と言う名前がイヤになる。
…この日だけ、だけど。

そんなことを考えていると、教室の前のドアからゾロゾロと人が、教室内に吸い込まれるように入ってくる。

その集団から、一人孤立する、プリンヘッド。


あ、私のとなり研磨だ。
…うるさい人じゃなくて、良かった。


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