第20章 音駒高校学園祭!
着るのに抵抗はあったけど、浴衣を着付けてもらい、チラシの束をカゴに入れスタンバイした。
『ただいまから……』
報道委員からの放送が入り終えると、チラシを配るために教室から出て、うろちょろし始めた。
…渡すって言っても、ちゃんと受け取ってもらえるかな…?
なんて緊張しながら前を通りすぎる人たちに配り始めた。
そんなことをしていると、私も各クラスのチラシが溜まっていき、自分のクラスのものを配り終えると、教室に戻りながら各クラスのものを見せていただいた。
…あ、これクロのクラスかな?…お化け屋敷迷路…?
面白そう…。
以外に時間かかちゃったし、急いで着替えないとな。
そう思うと自然と早足になるのに自分でも気づきながら教室へ向かった。