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【名探偵コナン】幼女になりました。

第5章 ミステリートレイン


蘭が言うには、毛利探偵は推理クイズの解説役のため食堂車で待機しているらしい。「どーせ飲んだくれてるだろうし」という蘭にその姿が容易に想像できてしまい、さすが娘と感心するとともに呆れる。

「それより、初めましてだよな?君だろ?灰原って子!」
「君とは1度お話したかったんだよね…」
『(哀ちゃん…)』

恐怖に捕らわれた彼女の手を強く握ると、肩を揺らしはぁっと深呼吸をしてメガネに触れる。微々たるものだが効果は出ているようだ。

「誰だ!?」
「な、なに?」
「今、扉ごしに誰かがのぞいてた…って思ったけど、気のせいか…」

そんな葵達を見つめていた世良だったが、すぐに扉へ鋭い声を出した。そのまま外を確認するが、何もないと首を傾げている。
とにかく車掌に報告しようと、全員部屋を後にした。

「死体消失トリックが解けた?ハハッ今回の推理クイズはまだ出題されてないよ…」
「でもボク、こんなカード貰ったよ!」
「わたし達もね!」
「うーん…、今回聞かされてたのはそんなトリックじゃなかったがねぇ…」
『ねぇ、あのおじさんって8号車にまだいるよね?』
「うん、たぶん。あの人に聞いてみる?詳しい話聞いてそうだし」
「それしかなさそうだな!」



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