第4章 幸村精一【大人になった俺たち】
幸村said
ー俺は片思いをしている相手がいる。同じ高校、大学を出ていて、今同じ会社で働いている原田小百合だ。笑顔がすごく可愛くて、ほっとけない。でも告白はできてない。早く俺のものにしたいんだけどな
幸村「小百合、今日仕事終わり空いてる?」
小百合「精一!空いてるよ!」
幸村「明日仕事休みだし、とことん飲みに行かない?」
小百合「いきたーい!行こう!」
社員A「なんだよー小百合と幸村今日飲み行くのか?」
小百合「ヒロも行く?」
ヒロ「いいのか?……///」
小百合「いいよ!ね、精一!」
幸村「………あ、あぁ。」
小百合「楽しみ!仕事頑張ろ!」
ヒロ「おぅ!」
幸村「うん(ニコ」
~18:30~
小百合「おわったー!」
ヒロ「俺も終わったー!」
小百合「精一は?どう?」
幸村「ごめん、後45分くらいあれば終わると思う」
小百合「じゃあ……」
ヒロ「じゃあ俺、先に小百合と飲んでるから。終わったらLINEしてね、幸村。行こう、小百合」
小百合「精一!」
幸村「あ……。っくそ!」
ーなんでアイツはいつも小百合につきまとうんだ。小百合が可哀想だ。あんなグイグイ引っ張って、痛いに決まってる。は……!小百合!小百合大丈夫かな。なにか変なことされてないかな。
ヒロ「あ、幸村からLINE。急ぎの仕事忘れてて結構遅くなりそうだ。20:30くらいにはあがるから。だとよ、小百合」
小百合「私は今日酔わないってきめらの~//」
ヒロ「ってもう酔っ払ってんのか!ちょっとトイレ行ってくるから待ってろよ!」
小百合「店員さ~ん」
店員A「なんでしょう?お客様。」
小百合「あのねぇ、私ね。強いお酒がほしいのぉ」
店員A「お客様ー。そんな顔されると困るんですよねー笑」
小百合「お酒~!」スクッ
クラッ
店員A「おっと、大丈夫ですか?小百合さん?」
小百合「店員さんありあとー(ニコ」
店員A「小百合。そんな顔するなよ。襲いたくなるだろ」
小百合「悠斗~んんー悠斗~」
悠斗「お前まじで酒飲みすぎだぞ」
ヒロ「小百合!お前つぶれてんじゃねぇか」
小百合「あぁ!精一から電話らー」
幸村「ーもしもし?小百合かい?今どこにいる?」
小百合「精一?あのね私酔っぱらってないのに酔っ払いって言われあの~」
幸村「そうなの?で、今どこ?」