第1章 桜舞う暁に

「首領、の死体が発見されました。場所は竜胆孝正の私有地です」
の死体が発見されたのは、辞表が見つかってからわずか４日後、場所は敵対組織の頭の私有地である山だった。
「わかった。有り難う。さがっていいよ」
が死ぬなんて考えれなかった。いや、考えたくなかった。
「紅葉君、至急私の部屋へ」
とりあえず、紅葉君には私から直接伝えようと思いすぐ電話し、用件を伝えた。５分後、紅葉が部屋に入ってきて、わっちに何か用かえ？と言われた。
「落ち着いて聞いて欲しいのだがね、...が死体で発見された。場所はトランフェスタのボスである、竜胆孝正の私有地内だ。トランフェスタの残党は勿論、竜胆孝正の死体もあったらしい」
「...！あり得ぬ！が死ぬなど...嘘なのじゃろう？本当は中也たちが死んだと言うのも嘘なのじゃろう？」
紅葉君が捲し立てるように私に言ってきた。中也君たちのことに追い討ちをかけるような今回の出来事。正直、私も泣いて良いなら泣きたい気分だ。
「失礼します。二ノ瀬です」
「入りたまえ」
ｶﾞﾁｬｯ
先程の...の捜査班の班長である二ノ瀬君が入ってきた。
「先程のことなのですが、追加の報告がございまして...」
「どうしたのかい？」
「あまり...気にするほどでもないのですが、さんの手にベルフラワーの髪飾りが握られていたらしいです。それも、盗られたものを無理矢理奪い返すような感じで」
「ご苦労様。さがっていいよ」
...ちゃん、これは反則でしょう。久しぶりに私も一寸泣いてしまったじゃないか。







































......お休みちゃん
















　　　　　








～ベルフラワーの花言葉～
感謝