第7章 お薬飲めたねPart2(リュカ)
時刻は夜中の3時。
あのあとシーナの熱は下がり、ぐっすりと眠っている。
飲ませた薬には副作用があるらしくリュカは一晩様子を見るつもりでシーナの傍にいるつもりだ。
(よく寝れてるみたいだな…よかった。)
シーナの表情をしばらく観察したあと、
さすがに疲れてしまったのかリュカもウトウトし始める。
「う……ん…、」
シーナの声にハッと顔をあげる。
5分か10分寝てしまったのだ。
リュカがあわてて目をこすり、シーナの様子を伺う。
(…まずい!)
と、目に飛び込んできたのは、あられもない姿のシーナだった。
白のネグリジェの前がはだけて胸元が大きく開いている。
下着をつけていないらしく布から身体の形が透けて見え、胸や下腹部の丸みがハッキリと分かる。
暑かったのか毛布はベッドの下に落とされていた。
慌ててリュカは後ろを向くが、
その衝撃たるやすさまじく、その場で前かがみになりながらしゃがみこむ。
(…これ…は……、)
頭を抱えて、硬直し、
もう1度横目でシーナを見る。
(だめだ、我慢しろ、俺…!)