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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第11章 目眩がするほど


「ねぇ、先生の“お友達”って隣にいた綺麗な娘?」

「あっ、はい。
同僚の愛美先生です。」

「すごく楽しんでくれてたみたいで良かったよ。」

「愛美先生は…学生時代からずっとアイヴィーのファンなんです。」

「嬉しいよ。
今でも好きでいてくれて。
そういう人達の存在で俺達はすごく救われてる。」



高杉さんの真剣な表情を見たのは初めてかもしれない。

いつもふざけてばかりの高杉さんが見せた新たな一面。

佐久間さんと同様、高杉さんも降り幅がある人だなと、洗ったレタスを皿に盛り付けた。



「ねぇ、先生。
その愛美先生はさ、サクちゃんと先生が付き合ってるって知ってるの?」



高杉さんはいつも核心に迫るような質問をする。

やはり…そこが気になるのだろう。

黙りこくってしまった私の顔を、高杉さんは覗き見る。



「あれ?もしかして言ってないの?」

「それは…。」

「先生ってすぐ顔に出るタイプだよね。
動揺してる。」



そう笑いながら、高杉さんは私の頭をクシャクシャと撫でた。






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