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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第8章 身体の関係●


「先生、お茶取って。」



そう声を掛けられ我に返る。

キッチンで夕食の支度をしていた私は、慌てて冷蔵庫の中からペットボトルのお茶を取り出した。

ソファーに座る背中にお茶を手渡す。



「先生ありがとう。」

「一体いつまで居るつもりですか?」

「だってサクちゃんの家、居心地良いんだもん。」



先ほどから高杉さんはテレビのクイズ番組を笑いながら観ている。

今日も泊まっていくつもりだろうか。

さすがに明日は仕事があるはず。

こんな時に限って佐久間さんは出掛けている。

二人だけの時間が苦痛で仕方ない。

とくに話す事もない。

私は夕食の支度を続けた。



「サクちゃんどこ行ったか知ってる?」

「知りませんよ。」

「“デート”だったりして。」

「…え?」

「サクちゃんモテるからなあ。
デートする相手の一人や二人いるでしょ。」






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