第7章 能力
ウソップは何があったのかを聞いた時、ショックで落胆していた。
ウ「くそぉ…なんで俺だけ…」
『……物を使った方が良かったか』
ウ「それを早くやれよ‼︎‼︎」
『まぁ簡単にやればこういう事だ』
コハルはペットボトルの蓋を開けて中の水をこぼそうとした。
ナ「え!?ちょっとコハル!」
『“forward”』
すると、こぼれた水が蒸発して消えた。
ウ「えぇーーー!?!!」
『今のは水のみの時間を進めた。水は時間が経てば蒸発し、時間が戻れば氷になる。』
ル「やっぱコハルはすげーな!」
『ざっとこんな感じだ。だが、当然弱点もある。同じ物体なら複数個操れるが、別の物体を同時に操る事はできない。そして他の能力者の同じように海水がかかると能力は自動的に解除される。そこが私の能力の難点だな』
ル「でもすげーよ!」
『……ありがと…』
コハルの顔が少し赤くなったのは誰も知らない事。