第1章 私の秘密
「おはよーっ!」
教室についてドアを開け、みんなに挨拶をすると、即座に挨拶が返ってくる。
「おはよ、すずか!やっと来たぁ~!待ってたんだからね」
「ほんとほんと、すずかが来ないから盛り上がんなくてさ~」
確かに今日は少し遅れたかもしれない……。
「ごめーん、朝、道に迷っちゃって☆」
ちなみにこれはウソだ。
「もー、天然なんだからー」
「でもすずかはそこが可愛いよん」
「なんで迷ったのー?何回も来てるでしょ??」
そこ、聞く!?可愛い理由を考えていなかったので焦る。
「あー、実はね……。」