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【報道系】夢小説

第1章 【Forever mine:増田貴久】





玄関の近くにさしかかったとき、
いつものクセで手を離すと…


いつになく、
哀しそうな顔をする彼。。


「いつも、我慢させてごめん。

恋人同士が普通にしてること
何もしてあげられなくて、ごめん…

秘密の関係を強いてしまって、ごめん。

恵麻が今不安を感じてるのは
オレのせいだから。

今は髪色も目立たないし。
きっと、大丈夫。

だから今日だけは…
普通の恋人同士みたいに過ごそ?」


行こっ! と再び、私の手をとって。


初めての出来事に
嬉しいのと心配とで


感情が追い付かない。。









ワンメーターの距離の目的地に着いた彼は
「待ってて。」
と言い残して、ボーイさんの元へ。


「カラオケって言っても
カラ館とかじゃないんだね。
なんか…緊張しちゃうw」


案内された部屋で
ようやく話しかける。


「ふふ。やっと笑ってくれた。
緊張しなくていいよ、2人きりだから。」


私の頭に
優しく手を置いて…


「あの……さ、
オレと一緒にいるってことは
さっきオレに話してくれたこととか

ツラい思いをさせちゃうことが…
あると、思う。

でも、前に言ってくれたよね?

いっぷくの仕事が無くなった頃
キャラがないって悩んでたオレに
オレがオレらしくいることが
最大の魅力だって。

そもそもキャラと個性は別物なんだって。

オレ…その言葉があったから、
面白く弄られてやろうじゃん!
って思えるようになったんだよ?」

「そう……だったの?」

「オレは恵麻が恵麻だから
一緒にいたいの。

今までも。
これからも。

別に条件を満たしてるから
お前を選んだわけじゃなくて。

だって、それだったら
もっとキレイ好きな人とか…」

「笑。もうっ!」

「うそうそ、カワウソ♡笑」

「……片付け、
もう少し頑張ります。。」

「うん、期待しないで待ってる。笑
でもね、そういうことなの。

べつに片付けが苦手だろうと
恵麻が恵麻なら……
それだけでいいんだ。

だから、イロイロ難しく考えないで
これからもずっと隣に居てくれる?」


そんな彼の言葉が、嬉しくて。。


「……ってところで
一曲歌わせていただきます!

あーあー。

増田貴久で『ノンフィクション』」


〜♪〜









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