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【報道系】夢小説

第1章 【Forever mine:増田貴久】








「あの、さ、最後だから…、
ちゃんと伝えさせてほしくて。。」

「……うん。」


そう言いながら伸ばしてきた
彼の逞しい腕を枕にして、体を預ける。


「ピル………ずっと、ごめんな。。

ちゃんと、好きなのに、
ちゃんと、愛してるのに、、

身体も、心も…キツかったろ? ごめん。。

………今度はさ、ちゃんと
子ども作ってもらえるようなヤツから
愛してもらえよ…?」


「なに………言ってるの…?
言ったよね? 私は結婚がしたいんじゃないって。

ひさくんとじゃないと、
私にとっては意味がないって!

………何で、そんな残酷なこと…。」


「オレだって! オレだって、言いたくないよ!
本当はオレが幸せにしたいのに、
言いたいわけ……ないだろ?

だけど、今しか話……できないから。」


キスで拭ってた涙が
間に合わないくらい溢れでて―――…。


「オレはお前の為にも
もっと上を目指して頑張るから。

だからお前は…、
オレのためにも幸せでいてほしくて…。」


「………勝手なこと、言わないでよ。。」


「勝手なこと言って……ごめん。
すごい勝手だって、わかってる。
わかってるけど………。

恵麻の幸せが、オレの幸せでもあるから…。」


「………ばか。」


「……ね? ほんと、自分でも呆れてる。苦笑
だけど、、ばかになるくらい恵麻のことが
大切なの、オレ。。

だから……オレになんかに遠慮しないで、ね?」


「………え?」


「オレのコト、普段は忘れてもいいから。
……むしろ、忘れるくらい…幸せでいて?

それで、死ぬ前に少しだけ、
オレのことを思い出してくれたら…。

オレに愛されてたことを想ってくれたら…。
それだけでオレ、十分幸せだから……。」


「……っ。」


「それだけでオレ、
きっと、生きていけるから…。」




言葉にならず、
ただ首を振っている私に




「…大丈夫。オレもきっと、そうやって
最期のトキを迎えるから……ね?」




そう言って
とびきりの笑顔を見せる彼。




「……最後にワガママ、言っていい?」


「…ワガママ、嬉しいよ。
何してほしいの?」


「私が眠るまで歌っていてほしいの。
ひさくんと、私が好きな……あの歌。」


「………うん。」
















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