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【報道系】夢小説

第1章 【Forever mine:増田貴久】





「明日、撮影でしょ?
もう寝よっか。」

「うん、そろそろ寝なきゃな。

あ、恵麻ちゃん、
今日はちゃんと化粧水つけた? 」

「あ。笑」

「やっぱりー!
若い頃と同じつもりじゃ
そろそろヤバいよ?w」

「うるさいなぁ。笑
あ、そういえば……

今日アイシャドウ買ったときに
もらった試供品を使ってみよっかな。」

「試供品?」

「うん。ひさくんも使ってみる?
何かね、普通とは逆で、乳液からつけて
お肌を柔らかくしてから
化粧水つけるって言ってたよ。」

「へぇ、そうなんだ。ありがと。

…でも、アイシャドウ買うって珍しいね?
普段、つけてないよね?」

「うん。普段はラインだけね。

大学のとき『キャバ嬢みたい』
って言われてから、色味使うの止めたの。

でも、結婚式くらいはつけてみようかな?
と思ってちょっと、奮発して買っちゃった。」

「恵麻みたいな目は
やり過ぎたら派手になりすぎるもんね。
アイシャドウ…持ってきてみて?」











「……ほら、すごくキレイだよ。
グラデーションもさ、
やりすぎたらこわいじゃん。

恵麻はこれくらいで充分綺麗だよ。
ていうか、
これ以上し過ぎたら恵麻はダメかな。」

「すごい。。
右と左で全然違う!!

ひさくんって…メイクもできるの?!」

「特別、勉強したわけじゃないけどね。
なんとなく。やってもらったり、
やられてんの近くで見てたりしてるやつを
見よう見まねでやってみただけだけど。」

「なんか、ひさくんって…
メイクさんとかやっても一流になりそう!」

「まぁやっぱ…、センス?
あると思います!w」

「うんうん!」

「……うそ。
恵麻だからだよ?

オレ、お前が思ってるより見てるんだから。
お前のコト……。」

「…っ///」

「ほら笑、照れてないで寝るよ?
とりあえず化粧落としておいで。
オレ、先にベッドに入ってるから。」

「うん…おやすみなさい。」

「おやすみ…。」


おやすみのキスを交わして
彼は寝室へ
私は洗面所へと向かう。


この幸せに
いつか終わりが来ることは
始めから覚悟していたハズなのに―――。


「……かっこわる。
足りないんだよ、覚悟が。」


鏡の中の泣き顔の自分に
そう、
吐露した……。








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