第1章 序章
後ろに 何かの気配を感じる。
…誰!?
後ろを振り向くと…
_「チッ、バレちまってィ…」
なんだ、総悟だった。
だがこいつは、普通の人間じゃ、ない。そいつは…
吸血鬼、だ。
私は、真選組隊士として、
この真選組の屯所で生活している。
だが実は、この組織のメンバーは、
私意外の全員が、ヴァンパイアなのだ。だからもちろん、Mr. マヨネーズの副長も、ヴァンパイアだ。
だからこそ、困っている。
_「捕まえた ♪」
ご機嫌な声で、私をholdする。
逃げようと、モゾモゾと抵抗しても、
彼には、無駄だ。
ただでさえ男の総悟に、
女の私が、抗えるわけもない。
ましてや彼は、ヴァンパイアだ。
…極めて、絶望的。
_「さて、オレから逃げた罰として、
今からお前の、血を吸いまさァ。
拒否権は、ないですぜィ。」
_「いやいや待ってよ、総悟ォ~、
君が、こんな紛らわしい登場の仕
方するから、身構えちゃったの。
元はと言えば、アンタのせいだから
ね、そ…」
最後まで言いきらないまま、
彼の舌が、首筋に触れる。
貴)や、やめ…
そのまま、牙を深く刺された。
痛さよりも、快楽が 上回る。
約一分後、牙が抜かれ、
傷口を舐められる。
何事もなかったかのように、
傷口が塞がる。
ヴァンパイアの唾液には、特殊な
成分でも入っているのだろうか。
後始末も済んだ総悟が、
私を膝の上にのせる。
貴)なっ!
総)こうしときゃ、が、
逃げなくて、済みますぜィ。
と、黒い笑顔を浮かべて、
首筋に 頭を埋める。
貴)それはただの、アンタの要望でしょ?
総)ま、そういうとこですかねィ?
貴)…スマートに返さないでよねッ!
そんなことをしていると、
不意に襖が開いて、副長が、
顔をだす。
いやいや、このタイミング!?
どんだけタイミング、悪いん?
…よし、今がチャンスだ!