第4章 これが本当のschool love
兄が口の中へと放った、
精液に思わず私はむせ返った。
「んっ!んんっ。」
口の端から漏れた白濁液は
そのまま滴って床に落ちる。
「ごめん、由美。苦しかったよな。」
兄はそんな私の様子をみて
罪悪感を抱いたのか、
優しく私の頭を撫でてくれた。
そしてとろけてしまいそうなくらい
とても優しいキスをする。
「んっ…ふ、ぁっ…、」
私の頭はぼーっとしたままだった。
兄の唇が離れてすぐ、
少しの間があって
乱れた息を整えると
「由美あのな、お兄ちゃんの秘密、まだ由美には教えてあげられないんだ。」
急に真剣な顔になって兄はそう言う。
「でもいつか絶対話すから、だから待ってて。」
兄は私を強く抱きしめてくれたけど
なんだかその手は震えている気がして
私は妙な予感がした。