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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第17章 仲間


翌朝、レイジさんの美味しい美味しい朝ごはんを食べた後、悠一に付き添って本部まで来た。

迅「そう言えば、今日からランク戦始まるんだったな…」
僕「ランク戦って何?」

悠一によると、今日からB級ランク戦というのが始まるらしい。B級の部隊が三巴or四巴で模擬戦を行い、順位を争うのだとか。1人倒す毎に1ポイント、生存点で2ポイント加算され、マップ選択は対戦チームの中で順位が1番下の隊が決める。対戦チームはランダムで決まるらしいが、順位が近い隊との対戦になるらしい。

僕「って事は、修君達もランク戦参加するんだ!わぁ〜楽しみだね!」
迅「可愛い後輩の活躍をしっかり見ておかないとな」

2人で今日のランク戦の話をしていると、あっという間に会議室に着いた。

「「失礼します」」
城「迅と明希か。何の用だ」
迅「近々、ある国がこちらの世界を攻めてくる未来が見えたので報告に来ました。街への被害は今の所見えていないので、先月の侵攻よりも小さい規模だと思われます」

悠一がそう告げると鬼怒田さんと根付さんが「またか...」と心底嫌そうに溜息をついた。

忍「敵の狙いはなんだ?」
迅「そこまではまだわかりません。ですので、敵が来た時に明希がモニター越しに敵を見えるように、配置して欲しいんです」

僕を連れて来たのはそういう事か。粗方話は聞いていたものの、規模がどのくらいかと言うのと、自分の位置は聞いていなかった。

唐「...成程、SEを利用して相手の狙いを見抜くという事か」
城「しかし、それならお前にも出来るだろう?」
迅「勿論俺もSEを使います。ただ、相手の戦力によって何処に明希を投入するか決めないと、戦力バランスが崩れてしまいます」
城「ならば敵の主力に明希を宛てよう。まだどんな相手かはわからんが、これは決定事項だ」
僕「黒トリガーは持っておいた方がいいですか?」
迅「その時に俺が指示するよ」
僕「わかった」
城「報告御苦労だった。近い内に会議を開く。その時は、2人共出頭するように」
「「了解」」

会議室から出てラウンジに向かう。悠一が僕の身体を気遣って休ませてくれるのだ。
大好きな抹茶オレを飲みながら寛いでいると、元気一杯の明るい女の子に声を掛けられた。
彼女は武富桜子。海老名隊のOPだと言う。

武「いきなりで申し訳無いんですが、今日のランク戦の解説をして戴けませんか?」
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