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隣の君

第7章 お隣さんとは…??


「あぁ…じゃああの子が

"美味しい飯"やったんや…

でもすばる…勢いでキスはアカンて…?」


なんて俺のことばに…

顔は笑ってるものの

明らかにドン引きしてる横に



「で…もあれやんか…?

そもそもキスってそんなもんちゃうの?

じゃあお前はあれか?

"今からキスしますよ…"って

毎回お伺いたてんの?

その方が気持ち悪いやんか!!」


そう鼻息荒く

言い返してたら…



俺と横の会話を

笑顔で聞いてた安が突然



「で…しぶやんは

そもそもなんでキスしたくなっちゃったの?」




そう静かに聞いてきて…





「ただ…何となく…」



「うん…」



「ただ俺は…

美味しい飯が食いたかっただけやのに

あいつがあの日なんか機嫌が悪くて

やからつい…」



「そっか…

ねぇ…しぶやん…

お隣さんが作るご飯好き(笑)?」




「ん…」



「じゃあ…お隣さんのことは…?」




「…よく……解らんわ…」




「そっか…」




そう言った安は

なぜか嬉しそうに笑ってて



その笑顔の理由は解らんけど


"じゃあ…お隣さんのことは?"



そんな安の言葉だけが

俺の頭の中で何度も何度も

ループし続けてた…
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