• テキストサイズ

隣の君

第3章 居心地のよい場所


「あー、腹へったなぁ…」


番組の収録の合間

そうぽつりと呟いた言葉に


「ほんまやなぁ…これで今日は仕事終わりやし

久々に飯でも食いにいくか(笑)?」



なんて隣にすわってスマホをいじってた

横山さんからのお誘いを



「いや…一人で食うからええわ…」




そうあっさりばっさり断ると


横山さんはスマホに向けていた顔を勢いよく

こっちに向けて




「すばる…お前…彼女出来たやろ…?」



なんてにやにやした顔で

疑いの目を遠慮なく俺に向けてくる(笑)




「違うわ(笑)

ただ近所に飯が上手いとこ見つけたから

そこで食いたいねん…」




「へぇ…ほんなら俺も一緒に行く!!」





「それはいやや(笑)

あそこは俺が見つけた俺だけの場所やから

誰も連れてかへんてきめてんの!」




「ふーん…

なんか怪しいなぁ(笑)」




そう言って

またスマホに目を向けた横に

ため息をつきつつも…



今日お隣さんが作るご飯は何やろなぁ…?





そんなことを考えて


お腹かは素直にぐぅ…と

音をたてた(笑)
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp