• テキストサイズ

rain of teardrop【黒バス/ジャバ】

第30章 wrong step on the stairs4



「!!待って……や…」

「、……ハッ…おまえ……」

「…ッ……」

「ハハ…ッ!マジで穿いてきやがった……しかももう濡れてるぜ…?まさかオレ様に会う前からこうなっちまってたのか?」

「あ……ぁ…ッ」


シルバーの表情に露骨なにやけ顔が混ざる。
嬉しそうに息を荒らげる様子は、その声色がよく物語っていた。
上機嫌どころか、その更に上をゆくような形容があれば、まさにそれだ。

同時に、名無しがシルバーとは異なる表情を見せ、照れ隠しも出来ないまま困り果てている。
そんな仕草は、彼の中心たる中心をドクドクと疼かせた。


「ほら……よく見せろよ」

「!やっ……いや…せめて暗く…、ベッド……ぁ…」

「………」

「お願……恥ずかしい…ねえ……っ」


ワンピースを勢いよく捲られた名無しは、自分がシルバーと一緒に、こんな状況を作る要因となったものを目にしなければならず、真っ赤な顔で恥じらっていた。

こんなことになるなら、素直に言うことを聞くべきじゃなかった……。
その場にしゃがみ込んだシルバーに下から見つめられて、その視線だけで犯されている気分にさせられる。

なにより、その行為ひとつで自分はどうにかなろうともしていた。
身体に変化が起き、性的欲求がより強まっていたのだ。

だからこそ、名無しは薄らと涙すら浮かべてシルバーを拒んだ。


最後に会った時、ベッドの上で話した内容を思い出しながら……――。



/ 428ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp