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表は次期社長候補裏の顔は夜の帝王様?

第3章 「耳弱いんだな」


帰る用意をしている
龍也を見ながら
支えてる吉村を見ると
熱い息を漏らし
涙目になってる

「おい!龍也早くしろ!」
「ちょっと待ってくれよー」

玲司を呼び
右京と交代し龍也が
帰る事を伝える

「大丈夫か?」
「んっ雅也…耳元で喋んないでっ
今の…私だとやばいから…」

小声で聞くと
俺の耳元でボソボソ話す吉村

「わりぃお前…盛られたな!これ」
「たぶんっねっんん
はぁっ終わった後怒るから」
「ぜひともそうしてくれ」

「ほい!お待ちどうさま!!」

龍也が俺から吉村を受け止め
横抱きにする

「お前なんか入れたな?」
「合法の催淫剤、即効性
効き目2時間ってとこだな!」
「明日遅刻させるなよ?」
「わーってるよ!雅也!ありがとな!」

店を2人が出ていき
玲司と2人になり
やっと落ち着けると思い
ため息をつく

「おつかれさまでした
オーナー!」
「ほんとにな!」

さっきの慌ただしさから
解放され苦笑いしてしまう

「玲司聞いてもいいか?」
「なんでしょ?」
「龍也のヤツ、酒の瓶に
媚薬仕込んでるだろ?」
「いやーどうなんですかね?」

誤魔化すように言う玲司に
それを特別料金で客に出してるのを
知っていてあいつのしのぎだから別に
怒らない事を伝えると

「オーナーには敵わないですね!」
と綺麗な顔で
困った顔で笑われた
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