第16章 私立リアリン学園!~アラレオ~ 情熱編
あまりのことに、何がどうなっているのか、思考が追いつかなくて………。
「あ………はんっ、や………な、何………っ」
右の耳たぶは、激しく吸われ、時折、軽く歯をたてられる。
左は、触れるか触れないかのソフトなタッチで、耳のふちを辿られる。
熱い息づかいと共に、強く、優しく両耳を刺激され………。
「はあぁ………っ」
私は、たまらず声を上げる。
ダメ。
クラクラして―――もう、立っていられなくなりそう………。
震える脚に力を込めようとするけれど………。
右耳の奥に舌を入れられ、クチュクチュと大きすぎる音が響く。
左耳は、どこまでも優しく、耳の輪郭をなぞりあげたかと思うと、ふっ、と息を吹きかけられる………。
身体中の力が、どんどん抜けていき、感覚がなくなっていく―――。
アランの手が膝裏に差し込まれると、今度は、レオに肩を抱かれる。
クタリと力が抜けて、二人に身をゆだねると―――。
静かに、ゆっくりと床に寝かせられる。
上から見下ろされて………二人の顔を交互にぼんやり見続ける。