• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第1章 皆でお祝い♪ ゼノ様バースデー!



~バースデーカード~


バラの花束が描かれた、小さな封筒を手にする。

「何か記念になる物を、とも思ったのですが………」

あれこれ悩み過ぎて、決められなかったのだ。

私は、言い訳しながら、おずおずとゼノ様に手渡す。

「バースデーカードか」

封筒を開き、中からカードを引き出すと、しばらくじっと見て、口を開く。

「………マイン、お前らしい、いいメッセージだ」

その言葉を聞いて、嬉しくて頬が緩んでいく。

「俺もお前に贈りたいが、カードがない」

「え、いえ、そんな。これは、ゼノ様への誕生日のプレゼントなのですから」

ゼノ様が、手招きしている。

引き寄せられるようにベッドの中に再び戻り、ゼノ様の横に座る。

「ここに、書いてもいいか?」

ツ――ッと、私の胸元をなぞる。

「あ、え………な、何を………?」

シーツを巻きつけた胸元を何度もなぞり………。

肌とシーツの間に、指を差し込まれる。

ハラリとシーツが落とされ、素肌がさらされる。

「きゃっ」

私は、慌てて両手で胸を隠す。

その手の甲の上を、ゼノ様の人差し指が、しなやかに滑っていく。

そのまま下降していき、おヘソの周りでクルクルと円を描く―――。



「………ん、っあ、や………」



ゼノ様の指から逃れようと身をよじると、軽く肩を押され、なすがままにベッドに沈む。



「………ぁ………」



続きを、と言わんばかりに、指がおヘソの下をなぞり………。



「何と書いているか、わかるか?」



「え………、えっと………っん、ぁ、や………わかんなっ―――」



ゼノ様の指は、更に下へと向かう。

ゆっくりと、優しく、茂みを弄ぶかのように、動き続ける。

もどかしくて、堪らない。

あぁ、もっと………もっと、触れてほしいのに―――。



「何と書いている?」



同じ質問を繰り返す、ゼノ様。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp