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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~





私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~



~一年一組 アラン=クロフォード レオ=クロフォード~




月曜日の四時間目は、一年一組での数学の授業だ。

生徒達は皆、熱心に授業を受けている。

積極的に質問もしてくるので、ドキドキすることもあるけど、私もしっかり予習してあるので、万全だ。

ほんと、教えがいがあるな。





キンコンカンコン~♪





四時間目の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。



「じゃ、今日は、ここまで」



黒板に書く手を止めると。



「起立」



学級委員のレオの掛け声で、起立し。



「礼。ありがとうございました」



「ありがとうございました」



全員で頭を下げる。



ふうっ。

午前中が終わった。



教科書と資料を片付け始める。



「マインせ~んせ♪」



顔を上げると、そこには、ユーリの満面の笑顔。



「ちょっと質問」



「………下着の色は、教えない」



私は、冷たい声でそう言う。



「えー、教えてくれないんだ?残念」



朗らかに笑うユーリ。



「先生をからかわない!」

「からかうつもりないよ?あのさ、この問題、解き方がわからないんだけど」



そう言ってノートを差し出すので、覗きこむ。



「どれどれ………あ、これはね、最初に展開するとわかりやすいかな」



私がそう言うと、ユーリは数式を展開し始める。



「………っと、じゃ、この公式にはてはめるってこと?」

「そう、正解」

「あ、そっか。なるほどね。よくわかった。やっぱり、マイン先生って教え方上手だよね」

「え、そう?」

「うん。皆、言ってるよ」



ユーリの言葉に、私は嬉しくなる。

一生懸命やれば、やっただけ返ってくる―――。

それを、すごく実感する。

やっぱり、先生っていいね。





キャーッ♪



教室に広がる、女子生徒達の甲高い歓声。

何事かと、そちらを見やる。



「レオ様、これお弁当作ってきたんです。食べてくださいっ!」

「レオ様、私も」

「私も!」


たくさんの女のコ達の中心にいるのは、レオだ。







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