第10章 私立リアリン学園!~ユーリ~ 情熱編
「………」
私は、近すぎる距離にドキドキしながらも、この状況をどうにかしなければと考えあぐねていた。
展開に、まったくついていけない。
一体、何がどうなってるのか………。
ただ、わかっているのは、ユーリとの距離が異常に近いこと。
そして………私のスカートは、完全にめくり上げられているってこと―――。
「じゃ、俺が丸つけしよーっと」
と。
ふっと顔が、離れ………。
途端に、すぐそばの机に押しつけられ、乗り上げると―――。
「はい、花まるっと」
………っ!!!
ユーリは、ピンクの布の上に、人差し指でゆっくりと円を描いた―――。
「………あぁっ………んっ!!!」
突然訪れたその刺激に、たまらず声を上げてしまう。
机に座る形で大きく脚を開かせられ、脚の間にユーリが、しゃがみこんでいる。
私の右膝を掴んでいるユーリの手が、じんわりと熱くて―――。
「ね、マイン先生。ここだけ色、変わっちゃったんだけど。濃い~ピンクになってる」
そして、もう一度、クルリと指を動かされて………。
私は、ビクビクと身体を震わせる。
なおも、指先が私の秘部をなぞり続ける。
「んっ………そんな、触っちゃ、ダメ………」
そう言いながらも、そのソフトな刺激では、物足りなくて―――。
やだ………。
勝手に、腰が動いちゃう。
だんだんと息も上がっていく―――。
「マイン先生………濡れすぎ」
ユーリの指がうごく度に、身体の奥からジワジワと溢れていくのを感じる。
「も………っ、やだ」
「触られたくない………?」
「………」
ううん、そうじゃなくて………。
違う、違うみたい。
私………。
この、たった一枚の布が、もどかしい―――。