• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第1章 皆でお祝い♪ ゼノ様バースデー!




~皆で準備~





「マイン様、この飾りはどこにつける?」

少し離れたところから、ユーリが大小さまざまの星の形の飾りをヒラヒラとふってみせる。

「それ?えっとね………あ、あそこなんてどうかな?」

私は天井に近い壁を指さして答える。

「うん、いいね。俺もそう思った。あ、じゃあ、マイン様は、こっちをお願いできる?」

「まかせて」



12月7日の午後。

私とユーリとアルバートの3人は、シュタイン城の一室で朝から飾りつけをしていた。

「うーむ………誕生日おめでとうございます………ハッピーバースデー………どっちがいいだろうか………」

さっきから、大きな2つの横断幕を前に、難しい顔で腕組みをしているアルバート。

「あのぉ………」

見るに見かねて、声をかけようと意を決した、その時。

「しーっ!マイン様、今のアルに何言っても無駄だよ?」

私の耳元で囁くように、そう告げるユーリ。

「ああいう時のアルって、人の意見なんて耳に入って来ないんだよね。ま、こだわりあるみたいだから、気の済むだけ悩ませてあげた方がいいかもよ?」

確かに。

横断幕を作ろうという話が出たのは昨日の夕刻の事で、その後もゼノ様は公務があり、アルバートは遅くまでゼノ様についていただろうから。

きっと、徹夜して作ったに違いない。

少しの歪みもない完璧な出来の、2つの横断幕。

ほんと、几帳面だな。

思わずクスッと笑みがこぼれる。

「さ、こっちは俺達で終わらせちゃおう。まだまだやる事たくさんあるし、ね。この後はごちそう作りだもん。頑張らなきゃ」

ユーリが軽くウインクをする。

そんなユーリに笑顔で頷き、飾りつけを続ける。





今日はゼノ様の誕生日。

この日のために、私はずいぶん前から公務を調整してもらい、昨日からシュタインに滞在していた。

けれど、ゼノ様には急な会談が入ってしまい、昨日到着した時せわしなく挨拶を交わしたきりだった。

誕生日前日から一緒に過ごせると楽しみにしていたのにと、残念に思う気持ちを隠しきれなかった。

そんな沈んだ私を元気づけるかのように、ユーリとアルバートが誕生日パーティーの準備をしようと提案してくれたのだ。



今夜は時間を空けられるとおっしゃってくださったから………。

きっと、大丈夫―――。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp