第3章 「対面」
「わかりました。とりあえず、学校に行ってみましょう。もしかしたら、何か分かるかもしれません。」
俺は、頷き闇璃から、弁当を受け取り学校に向かった。
~学校~
学校に着いたのは、いいが……。
他の生徒が集まっていた。
やっぱり何かあったんだ。
他の生徒が言った。
「なぁ。また、犠牲者が出たらしい。」
「マジで!?どこのクラスだ?」
「なんでも、1年A組のクラスだ。呪われてるな…。」
1年A組だって!?
また、闇璃のクラスだ。
なんで彼女の、クラスが狙われてるんだ?
死神は、一体なにを考えている?
そう考えていると……闇璃が……。
「また…私のクラスメートが…。」
と呟いていた。
その様子から、悲しく感じられたが……。
この時、俺は思った。
闇璃の何かを、感じた。
その事に、俺は首を傾げた。
……考えても仕方ない。
言い方が、悪いが……。
誰が殺されたか、闇璃に聞いてみよう。
そうして、俺と闇璃は別れた。
俺は、席に座った。
何故だか、さっきの闇璃の様子が、頭から離れなくなってしまった。
後ろから……。
「瀞哉、また犠牲者が出たらしいな。」
拓弥の声が、聞こえた。
その事に、俺は頷いた。
「…闇璃のクラス可哀想だな。」
その事に、拓弥は頷いていた。
そう考えているうちに、1時間目の授業が始まった。
~放課後~
俺は、荷物を整え闇璃のクラスに向かった。
幸い、今日は部活がなかった。
拓弥も一緒に来るというので、俺と拓弥で1年A組に向かった。
~1年A組~
俺は、闇璃を見つけるため、教室を見回した。
「闇璃は…。」
そう、呟いていると……彼女を見つけた。
今、俺は思った。
いつもなら、彼女をいじめるメンバーがいたはずだ。
しかし、いない……。
……犠牲者って……。
彼女をいじめていたメンバーか……?
信じられない全員殺されたのか……?
闇璃が、俺達に気づき近寄ってきた。
「瀞哉さん、拓弥先輩、こんにちは。」
と挨拶をしていた。
俺達、とりあえず挨拶をして、闇璃に聞いてみた。
「闇璃…やっぱり…。」
彼女は、頷いた。