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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第16章 ドライバー編(原作沿い)




「……一体何?あと、
若に必要以上にストレスを与えるなよ。」

『ストレスではありません!
あれは照れ隠しです!!!』


「はぁ…。もういいよ。で、要件は?」


『若は非常に澪の事を
心配しておられます。
すぐに戻って来い…と言いたい所ですが
そういう訳にも行かないようですね。』


「…ああ、こっちの状況は伝わってんの?」


『いや、詳しくは調べていませんよ。
なにせ、誰かさんが独断で柳生家の隠密を
動かしているようですのでね。』


「…悪かったな。もう辞めさせるよ。」


『いいえ、貴方が作った部隊です。
貴方の好きになさい。
ウチは何事もなく平凡ですので。それに…』

「…それに、何?」

『貴方が独断で部隊を動かすなど、
今まで無かった事なので、
皆、驚いているんですよ。』



「……………。」


『変わりましたね、澪。』


「…そう、なのか?」


『ええ。それは若も感じていると思いますよ』


「……………。」


『だからといって、あまり若を
置き去りにするのは感心しません。
落ち着いたらちゃんと戻ってきてくださいよ。
若も私も澪を
待っていますから。』


「…分かった、ありがとう。
若にお陰で元気出たって言っといてくれ。」


『分かりました。それでは…』


「ああ、また。」




ピッと通話を切る。

なんだか疲れも吹っ飛んだ。

「俺が変わった……か。」


変わったわけじゃない。ただ…



きっと護りたいものが増えただけだ。



縁側で深呼吸をする。
今日もいい天気だ。頑張ろう。


「…よし。」

俺は新しく自分の自室になった
局長室へと向かった。
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