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Dearest〜最愛の君へ〜

第2章 変わった出来事






大学三年生の及川徹の春休み、それは
毎日遅くまで部活を行い、更にもっと遅くなるまで自主練をし、そのあとのんびりとチームメイトと話しながら片付けをして、学校を後にする。

寒空の下、スカイブルーのマフラーを巻き、暖かい缶コーヒーを買って、いつもの電車に乗り込み、帰路につく・・・

それが及川の"日常"だった。

当たり前だった日々。

何も変わらない日々に変化が訪れたのは、
ぎりぎり終電に間に合った日のことだった・・・ーーー




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