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イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18

第8章 消せない熱 続編 第二幕〈徳川家康〉




佐助は戸板を外し、天井裏からシュタッと華麗に降り立って、二人を見据え、話始める。


「すみません、家康さん。お部屋はだいぶ満喫させて頂きました。それは良いとして、予測よりだいぶ早くワームホール出現の予兆が現れてしまったみたいなんだ」

「……っ!やっぱり、この雷……」

「さんも気付いたんだね。うん、この雷だ。このまま此処に居れば、いずれ俺達は500年後へ飛ばされてしまう。その前に答えて欲しい」

「え?」

「……君は、500年後へは帰らず、家康さんと生きていくの?君の口から直接聞きたい」

「!」


佐助の瞳も言葉も、真剣そのもので……
は意を決し、佐助へ自らの想いを伝える。


「私、帰らない。……家康と、生きていきたいから」


その言葉を聞いて、佐助は僅かに口元に笑みを浮かべ、「分かった」と答えた。


「君の意志は確かに聞いた。……早く、ここから逃げて。恐らく、俺と一緒に居るとワームホールの出現を早めてしまう。俺は御殿を出て、西側へ走るから、さん達はその逆に」

「分かった!ありがとう、佐助くん!」

「!行くよ!」



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