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I cannot part with you

第12章 初めての記念日


「あぁ、そろそろ私に会いたがってる頃だから会いに行ってあげてくるわねって言って、今朝出て行ったw」


「さすが奥様ですね・・・。その行動力は尊敬しますよw」


「それでだ!陽斗君。」


「はい?」


「晩御飯が無いんだが、一緒に食わないか?」


「いえ俺は家で食べるんで・・・」


「俺も出来立ての卵焼きが食べたいんだが・・・」


「え?それって家に来るってことですか?」


「他に方法があるのか?w」


「ない・・ような気がします・・・。」


「交渉してみてくれんか?お弁当の彼女にw」


そう言われて俺はるぅに電話をかけてみることにした


数コールで出たるぅに

「珍しいね。ハルさんが電話してくるの。」


と、言われた。


「あぁ、もしかしてもう買い物行った?」


{ううん、今から行こうと思ってたんだ。何か食べたい物あるの?}


社長が来ることをどうやって伝えようか


考えながら話していると


{あ、もしかして自宅で?}


と、思いついたるぅが言った


「あぁ、その話が出ているんだが・・・るぅがいるから出来れば避けたいんだが・・・・」


少し間が開いたので聞いてみると


「るぅ、どうした?なにかあった?」


{ううん、ハルさん。いいよ。お家でしても。}


「え?でもるぅ、大丈夫か?」


{だって、ハルさんの会社の人だもん。ちゃんともてなすよw私だって克服しないといけない事も含まれてるしw}


「無理しなくていいんだぞ?別に今日必ずしないといけないわけじゃないし。」


俺のためにるぅが無理しているように聞こえた


そんな俺にるぅは言ったんだ


{無理じゃないよ。頑張りたいの!ハルさんが一緒にいてくれたら頑張れる気がするから。強くなりたいの。}


それを聞いた俺は


どうしようもないくらいに嬉しさを感じた


そしてそれに答えた
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