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I cannot part with you

第16章 それぞれの準備


瑠李side


あっという間に土曜日


私は朝からテンパっていた


今日が・・・雅人さんの家族との食事会・・・


どうしようか・・・・・


とうとうこの日が来てしまったけど


どうしようか・・・・・


どうするべきか・・・・・


逃げたい・・・・


(そうだ・・・逃げてしまおうか・・・w)


「よし!w」


「逃げたらダメだよ?」


後から突然声がした


「は・・・ハルさん!?w」


「逃げようなんて考えたらダメだよ?るぅちゃんw」


「な・・・何で解ったの?考えてることw」


「顔に書いてあった。」


私は思わず両手で顔を隠した


「嘘・・・・。」


「え!?嘘なの??w」


「うん。嘘ですw早く準備しろよ。行くよ?」


「え?ハルさんも行くの!?」


「あぁ、俺も何故か知らんが呼ばれてるw」


「やっぱり・・・・パパ?w」


「姫はお仕置きが必要か?」


「いやああああwごめんなさいw直ぐに用意してきますw」


クローゼットを開けて服を選ぶ


薄いピンクのシフォンのツーピースを着て


少しだけお化粧を・・・


オレンジのルージュにピンクのグロス


「お・・・・お待たせしましたw」


リビングではすっかりくつろぎモードのハルさんが


新聞を読んでいた


「よし。じゃあ行くか。さっきからメールがずっと来てる。」


「誰から?」


「優季からだ。るぅはちゃんと用意してる?もう家は出た?ちゃんと間に合う?事細かくw」


「わぁwごめんねwハルさんw」


「逃げようとしたのバレてるんだよw」


「はい。ごめんなさいw」


「じゃあ、行くよ。」


そして二人でタクシーに乗り込み


待ち合わせの料亭に向かった


お店について女将さんに部屋まで案内してもらった


部屋に着く直前私は緊張がMAXになり


「は・・・ハルさん・・・お手洗いに・・行きたい・・・・」


お腹を押えていた私を見たハルさんが


「あぁ、わかった。行こう。」


お手洗いに着いた私は鏡を見ていた


心臓が激しく脈を打っていて


手足が震えだした


軽く眩暈がする・・・・・・
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