• テキストサイズ

イケメン戦国 「めぐり逢い」

第26章 相談


「本当?良かった。
政宗に褒めてもらえれば、お茶の淹れ方も一人前になったってことかな」

「しょってるな」

政宗の仕方ないな、といった体の様子に、秀吉もからりと笑った。

「それで?何の悪巧みなんだ?」

茶托に茶碗を置いて、政宗は秀吉と舞の顔を見る。

「おい、悪巧みじゃないぞ」

秀吉が言う。

「違うのか?」

片眉をひそめて納得しがたい顔をする政宗。

「三成がどうこう聞こえたから、二人で三成を遊女屋に連れて行くのかと思ったんだが」

「遊女屋…違うよ!」

舞が赤くなって否定する。

「そこじゃなくて、三成くんを茶屋に連れて行くの」

訂正する舞の慌てぶりに内心ふっと笑い、

「茶屋?どういう事だ?」

と政宗は聞く。

「…葉月だ」
/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp