• テキストサイズ

イケメン戦国 「めぐり逢い」

第38章 秋祭りへの支度


着付けの後、自分で出来ると言ったのだが、化粧も竹の手によってしてもらう。

紅をちょんと注して仕上げ、竹は満足げにうなずく。

「お綺麗ですよ、葉月さん」

「え…」

竹の言葉に半信半疑で鏡を覗く。

綺麗かどうかは自分ではわからないが、いつもと違う自分が居たのは確かだった。

「竹様、ありがとうございます」

竹に礼を言うと、竹からおかしな事を言われた。

「今日は帰ってこなくても良いんですよ」

「はい?」

目を瞬かせると竹が声をたてて笑った。

「あらあら、本人がわかってないって事ですか…!」

益々言われている事がわからない葉月だった。
/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp