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そして今日も生きていく【R18】

第1章 青と黄色の少年


樹輝side

学校での授業はほとんど聞いてない。
正直役に立たないと思うからだ。
それにこんなの聞いてなくても、教科書さえ読んでいればだいたい分かる。

俺は窓側の席に座り、頬杖を着いて外を眺めているのが殆どだ。
友達なんて要らない……と俺は思っている……が……

「いっーくん♪」

出た。
コイツだ。
颯太。

「……あっち行け。鬱陶しい。」

「はぁ!?ひどっ!お前友達にそんな事言うのかよー!」

「……友達?……いつお前と友達になんかなった?」

「うん?入学式。」

なった覚えはない。
こいつから急に近づいてきて引っ付いてるだけだ。

頼むから1人にさせてくれ……

もう颯太の話は聞き流すことにしよう。

「……授業きついねー」

「そうだな……」

「眠いね(笑)」

「そうだな。」

「……今日カラオケ行こう?」

「そうだな……ん?はぁ!?」

しまった!

「よっしゃー!決定ー!じゃ、学校終わったらすぐ行こう!」

嘘だろ嘘だろ嘘だろ!!
いやいや!
あーもう!
何やってんだ……俺は……
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