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そして今日も生きていく【R18】

第13章 将来


樹輝side

今、俺の前で颯太が不機嫌な顔をして昼食を食べている。
美味そうな飯が不味そうに見えるな。
何かあったんだろう。

「ムカつく……」

「颯太……もっと美味しそうに食えよ。」

「無理!アイツが謝るまで無理!」

「……聞きたくねぇけど、一応聞くが……何があった?」

すると、少し嬉しそうな顔になる。
こいつ……女よりめんどくせぇな。

「昨日、晃が家に来たんだよ。そしたら、この火傷すぐ見つけて、いっくんが言ってたように『もう能力使うの禁止です!』とか言ってきて。」

「心配してくれてんだからいいだろ。」

「そうだけど!俺は使いたいから『お前には関係ない』って言ったんだよ!そしたら逆ギレして来て、『関係ない事ないです!恋人ですよ!?』って……俺の身体だから俺の自由だろ?」

「まぁ……お前の言いたいことは分かるけど……」

恋人同士の喧嘩かよ。

「だよね!?それでその後口聞いてないし、聞いてやる気もない!連絡もしない!晃が謝るまで絶対関わんない!」

何か海堂が可哀想に思えてきた。
恋人の体心配するのは俺にも分かる。

「……俺がもしお前の恋人なら俺も海堂と同じ意見だな。お前の言い分も分かるが身体を大事にして欲しいからな。早く仲直りしろよ。」

「う……いっくんまで……」

「ごちそうさま。……将樹の所行ってくる。」

「あ……俺も行く。」
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