• テキストサイズ

夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠


「嫌なんだよ
キミが堕ちて行くのが…」

止めてよ…
…私が好きでシテるの…

『徹じゃないとダメなの』

「そんなの勘違いだよ
傷付くのはキミだよ」

なんで決めつけるの?

兄妹だから?

許されないから?

誰にも許されようなんて
思ってなんかないのに

なんで…責めるの…

ポタポタ落ちる涙が
嶋田さんのシャツを濡らす

「ごめん、この話は
ここまで。もうしないから
泣くなよ…
って、泣かしたの俺か…
ごめんな…姫凪ちゃん
好きなんだ…
退けないんだ…」

頭を撫でられて
囁かれて
離れようとする身体は
抱き留められて

余計に涙が溢れてくる

「…いつかその涙も
戻って来る時の涙も
俺が止める
キミを笑顔に出来る男になるから
嫌わないで欲しい」

離された身体に
移った香りが嫌で
首を大きく横に振ると

「…今すぐ、なんて言わないから
頭の隅に残してて
俺がキミを好きな事」

またユックリ離れた身体

刻まれてしまった
濃く深く

傷にも似た
痛い痕

早く早く
上書きしてよ…徹…

/ 4690ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp