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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第18章 近過ぎたキミ③(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠


『徹しか…好きじゃないよ!
なんで疑うのさ!
…そんなに信用ない?
なんで?
私の事…信じてくれないの?』

「姫凪?」

『徹が怒る理由が分かんないよ…
私がいつ嶋田さんを好きだって
言ったのさ…!』

ポロポロと涙を落として
真っ直ぐに問われると
言い返す言葉も出て来ない

自分が本当にガキに見えて

「ごめん…ヤキモチ…が過ぎた…ね
だって…明らかに狙われてるし…
オレ…彼氏って言えないから…
不安で…」

出てくるのは
子供じみたセリフばっかりで

情けなくて

でも、辛くて

オレの声が詰まっていく

水に紛れて
温度の違う水滴が流れそうになった時

『バーカバーカ…
言えないからなんなの?
私は徹のだよ…?
それに口説かれてるなら
私より徹じゃん…』 

姫凪がオレの唇を奪った

「姫凪…?」

『不安なのは私も一緒だもん
彼女って言えないのは
私も辛いもん…
徹の方がモテるもん…!』

姫凪の声も詰まって
でも目の光の強さは
さっきよりも鋭い

ファンにヤキモチって事? 
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