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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第16章 近過ぎたキミ(及川徹)⚠兄×妹R18⚠


「嫌なら離れなよ?
まだ、戻れる…」

『…戻れなくていい!
徹…もっと…付けて…!』

叫ぶように
お兄ちゃん…
徹にお強請りをした

「姫凪…嬉しいよ…
もっと…呼んで!」

『徹…徹…好き…!』

誰にも許されない想い
誰からも認められない想い

知ってる、分かってる。

それでいいの

徹が許してくれたら
徹が認めてくれたら

他の人の許しも承認も要らない

この恋は幸せな恋

そう思ったの

「姫凪後ろ向いて?
背中にも付けたい」

パジャマがスルリと
下ろされて
背中が顕になる


『A面よりなんか
恥ずかしい!』

「表もA面とか言わないで!
カセットテープ思い出す!」

『背中に口つけて笑わないで〜!
擽ったいよぉ…!』

バタバタ暴れる私の口を
塞ぐ様に
胸板に押し付ける

「じゃあA面にイッパイ付けよ…
姫凪、声はシーッ、ね?」

長い指が口にくっつき
徹の口は肌にくっつく

頭や頬を撫でる手を
ユックリ触ると

指が絡んで
あっという間に恋人繋ぎ

憧れてた
徹とこうして繋ぐのを

彼女と繋いでるの見て
泣いた事もあったっけ。

でも、これからは
私と繋がっててくれるんだよね?

なんて浮かれてた心は

"ただいまー"

お母さんの声で
たちまち低空飛行に切り替わる

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