第26章 ♑🎄Merry Xmas 2017🎄(赤葦京治)完結
『きゃ…!あの…一緒…に?』
「良いでしょう?
離れたくないんだよ…
一緒にクリスマス・イブを
迎えたい…ね?」
断らせる気なんか毛頭ないのに
瞳を覗き込んで
「お願いします
俺の可愛いサンタさん」
お強請りなんかしてしまう俺は
『…返事分かってるくせに
ズルい…』
そう見えるでしょうね
でも、それが俺の本質
「そうです
ズルいですよ?
どんな事をしても
手に入れたくて足掻いてた俺を
もう忘れちゃいました?」
貴女にはとことん貪欲で
色んな貴女を手に入れたくて
その為なら
狡猾にもなってしまうんですよ
俺の瞳の中で微笑む姫凪さんが
『バカ…忘れるわけない…でしょ
分かってるくせに
ほら…脱がせて…
京治のせいで…火照っちゃいました』
赤くなりながらも
大きく手を広げる
一枚ずつ服を剥いでいき
髪の毛を一度ほどき
高く結い直す