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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第5章 ♑愛されたがりの愛し方(黒尾鉄朗)クロの日 完結


「あー…そう言えば…
ナナと会うって言ってたな…」

わざとらしく言って
笑って見せるけど

姫凪が今
ナナと何を話してるのか
もしかしたら
俺との終わりの相談でもしてるんじゃないかとか

そんな事ばっかり頭に浮かんで
溜息を飲み混むだけで
精一杯だ。

飲み込みすぎたアレコレを
吐き出したいけど
目の前に居るのは
一応ライバル校のヤツで年下で

いや、でも
木兎に相談するより万倍
頼りになりそうな……

そんな事を考えながら
チラリと赤葦を見ると

「話聞きましょうか?
どうせ暇ですし」

正に神の声。

「ハイ」

迷う事なく返事して
小さいガッツポーズをした
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