第2章 気づいたら
男は刀を自分に向け、
?2「いますぐ、信長様から離れろ!」
と言ったのだ。
「ちょっと、待ってください!俺はこの人をおぶってあの中から出てきたんですよ!?」
必死になって答える
てか、信長って…あの信長!?まさかっ
?「………何を話しておる。騒がしいぞ。」
?2「信長様!!この者から離れてください!」
信長「却下だ。小奴の背中は居心地がよい。」
&?2「……はっ!?」
驚くわなそりゃ。居心地いいって。
てかいつから起きてたねん!?
?2「何故ですか!?この者は信長様を攫おうとして!」
?3「………秀吉様、待ってください。この方は怪我しております。そして、裸足です。この火傷では、遠くへ行けないでしょう。もし敵だとしたら、こんな格好をしていません。」
ま、確かに短パンにTシャツだけれども。
……俺裸足やん!?道理でなんか足が痛いわけだ…
信長「小奴は、命の恩人だ。城へ連れて行き、褒美をやる。」
「えっ!?」
秀吉「……分かりました。ついてこい。」
「は、はい…」
信長に秀吉……
戦国武将の名前じゃん…
俺これからどうなるんだろ。
褒美とかやるって言ってたし
ふと思った………信長さんは、なんで降りない!?
目覚めたんじゃないの!?
「あ、あのぉー…」
信長「なんだ。」
「降りないんですか?」
おずおずと、おぶっている信長さんに聞いてみる。
信長「当たり前だ。早く秀吉と三成についていけ。」
「はい…」
秀吉さんと、三成さんの後に続いて歩き数分後、
拠点らしきところについた。
相変わらず、信長さんは降りない。
秀吉「信長様、着きました。」
信長「降ろせ」
しぶしぶ、俺の背中から降りる信長さん。
まだおぶられてたいと言う雰囲気がダダ漏れである。
「は、はい」
信長「貴様、名を何と言う。」
「あ、えっと、と言います!」
信長「と言うのか。俺の名は…」
ゴクリと息を呑んだ。
なぜかって?
俺にもわからん笑