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Redline【気象系BL】

第7章 冬の始まり〈O×S〉


~O.




楽屋に入ってからずっと、携帯とにらめっこしてる
しょーくん。
まぁ、あらかたオレのプレゼントに困ってるん
だろうなぁ。
そう思いながらしょーくんを見てたら、松潤が
よって来て
「大野さん、プレゼント何がいい?」
雑誌片手に格好良く聞いてきたから、思わず
「さすがMJだ、でも、特にないんだよなぁ」
と、心の声が漏れてしまった
「んは、大野さんらしい、」
「強いて言うならしょーくんが欲しい」
まだ携帯を見てるしょーくんを見ながら言う。

「あぁ、何、形勢逆転?」
小声で図星をついてくる松潤に、小さく笑みを
浮かべながら、
「んふふ、わかった?」
そう言えば、松潤も楽しそうに笑った。
「ちょっと見たくなったの」
「下の翔さんを?」
「誕生日って口実なら断らないでしょ?」
「ははは!悪い人だなぁ、大野さん」
松潤とそんな会話をしてたら、肩を叩かれた為
振り返れば、真剣な表情のしょーくんが居た。

何聞かれるか、何てもうわかってる。
「誕生日プレゼント何がいい?」
そう聞いてくるしょーくんに物は要らない。って
言えば、眉間に皺をよせ、ブツブツと考えはじめた。
多分、しょーくんの事だから、余計なことも
考えてんだろうなぁ、
しょーくんの背中越しに見えるニノはゲーム機を
弄りながらニヤニヤしている。
なおさら、オレの下に居るしょーくん見たく
なったなぁ、
別に不満はないよ?でも明らかにしょーくんのが
可愛いよな、って最近思い始めて。
ほら、ちょっと相葉くんに指摘されただけで赤く
なっちゃうんだよ、?
これはもう、行動に移すしかないでしょ。

「大野さんも、侮れないねぇ、」
ゲームしながらニノが、くすくすとオレに向かって
笑いながらそんな言葉を投げかけた。
それにオレは
「勝手に侮るな」
そう短く返した。





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