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Redline【気象系BL】

第7章 冬の始まり〈O×S〉


~S.





夏が過ぎ、段々秋から冬に近づきはじめた今日
この頃。
俺は、楽屋でひたすら悩みまくっていた。
まぁ、こんなに悩んでも仕方がないから…と
妥協し、見ていた携帯をテーブルに置いた。
ここは思い切って、本人に聞いてみよう。
そう思い、松潤と楽しそうに話してる智くんに
歩み寄り、肩をトントンと、叩く。
「んお、しょーくんどうした?」
ちゃんと、俺の方見てくれるのが、いいよね、なんて
思いながら、
「智くん、今年の誕生日プレゼント何がいい?」
そう聞けば、ちらりと、松潤の方を見たあと

「オレ今年、物はいらない」
そう言った。
「…、えっ、?え、いらない、の?」
聞き間違いかと、疑いたくなる様な回答に俺は
聞き返してしまった。
「んふふ、物は、ね」
「んぇ、?どう言うこと…、」
物じゃないなら、ご飯とか、?あ、魚か?
何てその場でブツブツ考えてると、智くんが笑い
ながら、
「オレしょーくんがいいなぁ、プレゼント」
「………、へ?」
智くんの隣では松潤がくすくすと笑ってる。
「いや、俺でいいの?」
唖然としたまま聞き返せば、しょーくんでいいの。
と智くんは言った。

「ちょっと、イチャイチャしないでよ」
ゲーム中のニノが、横から言ってくる
「は、!?してな、!」
「いや、説得力なさすぎ、」
「邪魔すんなよニノ〜」
そう言って智くんが俺に抱きついてくる。
中々、そう言う事をしてこない智くんが、
抱きついてきて、俺は顔が熱くなるのが分かった。
「うひゃひゃ!しょーちゃん顔真っ赤〜」
「う、うるさい、!赤くないし、!」
雅紀に指摘され、俯けば後ろにいる松潤が、
「めずらしいね、」
なんて、笑ってる。
もー、調子が色々狂う…、




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