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Redline【気象系BL】

第4章 秘密〈N×S〉


~N.




「朝頑張って来たんだから、いいじゃん」
そう言って俺が来てた白衣を羽織る翔ちゃん
「それが当たり前なんだよ、」
準備室に教材を置く為入れば当たり前の様に
ついてくる彼。

「和の授業は欠課なしなんだよ、?」
凄いでしょ、!と絶対クラスでは見せない様な
可愛い笑顔で俺にぴったりくっついてくる。
「いや嬉しいけど、他の授業もちゃんとしなさい、」
「やだよ、つまんねぇもん」
「はいはい、でもそれが学生の義務だからね、」
「じゃあさ、俺のやる気スイッチおしてよ、」
そう言い、準備室に置いてあるソファの真ん中
に座った。
「やる気ぃ?じゃあ全教科のテストでー、」
「うんうん、?」
「80以上とれたら俺んち来ていいよ」
「まじ!?和の家!?ってか80って、!」

80点以上という単語に食いつく翔ちゃん
「そお、ほら、やる気でたでしょ?」
「和のいじわる、」
「はいはい、なんとでも」
「ぜぇったい、和の家行ってやる!!」
そう言い、化学の教科書をペラペラ捲りはじめた。
今回のテスト、優しめに作ろうかな、
ちょっと俺の方が揺らいだ。

「もぉ〜、和教えて、」
数分してから教科書とにらめっこしてた翔ちゃん
はソファにぐでぇっと横になる。
「はいはい頑張れ〜」
項垂れてる翔ちゃんに少し意地悪っぽく言えば
頬を膨らませそっぽ向いた。
「和の家行きたい…、」
可愛いかよ、ほんと、まじ可愛い。

「ねぇ、意味わかってる?」
「なんの?」
「家に来る意味」
そう、目を見て言えば、翔ちゃんはわかったのか
教科書で顔を隠した
「…、もぉ、ばか」
「んはは、顔真っ赤、」
和のせいー!!と立ち上がり、また放課後来る
と、準備室から出ていってしまった。
あの顔のまんま教室戻んのかな、



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