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イチイ

第8章 第7章 接触


 ───白髪で目つきが悪い女かぁ。
 
 ネイロは心の中で昨日の会話を思い
出す。
 
 あの『化け物』と互角に闘った、神
様疑惑の少女。
 
 神様かもしれないというだけで驚愕
なのに、化け物と闘って死んでないと
きた。
 
(化け物に勝てるのは化け物ってこと
かな)
 
 ほんの少しの皮肉をこめながら、ネ
イロは苦笑する。
 
 廊下を歩いていると前からひとりの
生徒が歩いてきた。
 
 雪のように白い髪。同じように白い
肌を黒いジャージが惹きたてていた。
 
 程よく肉のついた細い足はミニスカ
ートとニーソによって絶対領域をつく
りだしている。
 
 ネイロはその生徒を目で追った。
 
 つり目がちのアメジストの瞳は視界
に映るものを全て敵と見ているかのよ
うに思えるくらいきつい。
 
 ネイロは立ち止まってその生徒を見
続けた。
 
(こいつか……)
 
 確信した。レティから聞いた情報と
一致する。この生徒がレティの言って
た件の神様疑惑の子だとわかった。
 
 同時に、神様疑惑ではなく、神様だ
ということも判明した。
 
「……あ」
 
 声をかけようしとして、思いとどま
る。
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